運動がどれだけ、体を整え細胞の働きを正常化させ、脳の機能や精神を安定させることか。
私たちは動物ですから、動いて生きる物ということですよね。
運動はいくつになっても脳を成長させる
寝ている間も体内は心臓は絶えず血液を動かし続け、それぞれの細胞は休むことなく修復したり新しいタンパク質を作ったり、脳の中は起きている時にはできない溜まったゴミを流し、記憶を整理するなど、目まぐるしく動いています。
起きている間は、夜に修復され回復した(40歳以降は無理をすると回復がだんだん難しくなってきますよ)体を使って、体に栄養を入れるために食事をしたり、自分の役割や人生を謳歌するために動くわけです。
人類は、ずっと食べるものを自分の足で歩いて探し、常に移住をしていました。
農耕を始めたのはたった1万年前で、移動せず定住する生活になったのは人類としては最近のことです。
近年、家電が家庭に入ってくるまでは、洗い物だって水場まで行って手洗いしていました。
定住や電気や機械の便利さと引き換えに、多くの人達の動かなくなったわけです。
もともと動いて生活をしていた動物が、動かない生活になったということです。
1万年ぐらいのスパンでは遺伝子は変わりません。
動きが少ないことで何が起こるのでしょうか。
体の活動量と比例して、細胞、各臓器、自律神経、脳の働き、精神面などに影響があることが分かっています。
例えば、朝の適度なウオーキングは、1日のリズムや仕事の効率が良くすることがわかっています。
疲れない程度のウォーキングは、血流をよくし体中に栄養を行き渡らせ、脳へは安心感や穏やかさを生み仕事や勉強に集中できる状態を作り出します。
私もウオーキングにほぼ毎日出ています。
調子がいい時ほど、散歩に行きたい!行きたい!となり、体が望んでいることがよくわかります。
しかし散歩に行くことが義務的に感じる時があります。ここから分かるんです、あ〜私今日は調子イマイチなんだなって。
体と心は一体だと言いますが、体調次第でメンタル状態が変わり、それによって意思決定が変わることを実感しています。
自分の人生を楽しく生き切るには、体の調子と心の調子と日々相談していくことが本当に大切だと思っています。
脳の成長についても大きく関係しています。
子どもは脳を物理的に大きく成長させていますからより運動は大切です。
私たちだって、生きている限り、脳神経細胞は常に新しく生まれてきます。
生まれたての脳神経細胞は、新しいことを学ばないとシナプスがつながらないまま消えていってしまいます。
新しいことを学ぶのは、新しい脳神経細胞同士をつなげていくために大切なことです。
語学や楽器や新しい趣味や新しい挑戦は脳神経細胞のネットワークを広げます。
特にスポーツは脳神経細胞をつなげるのにいいのです。
スポーツ中に脳神経細胞の近くに、神経をつなげやすくする特別な栄養が配置されます。
運動後には頭も冴えて学習しやすくなるんですね。
スポーツの学習で新しく繋がった脳神経細胞は、学んだスポーツ以外でも使われることも大きいですね。
思考や感情が老けず、いつまでも柔らかい頭でいるためにもスポーツは重要。
効果的なのは、技術を習得しながら行うスポーツです。
テニス、サッカー、バレーボールなどの球技やダンス系など、出来るようになる上手になることが前提のスポーツです。
運動音痴とか、苦手とか、出来るとは思えない、他の人と比べて、、、、、とか、とか、そんなの関係ないんです!
昨日の自分よりも出来るようになっていることがある、1ヶ月前の自分より動けるようになっていることがある!
これが大事です。
すぐに運動が難しい人は、まずは20分ぐらいのウオーキングからスタートしてみましょう。
脳の働きや老化!が気になる方は、速攻でスポーツに取り組みましょう!
運動の後は、体がリラックスして副交感神経も優位になり、自律神経のバランスを整えるのにも有効ですよ。
体が凝っている人、低血糖の人、過緊張の人にもいいんですよ〜。
腸内細菌は運動が大好きで、代謝をし私たちに良い酪酸を多く出してくれます。
女性は40歳を過ぎると、何もしなければ、1年に1%づつ筋肉が落ちていき、内臓脂肪が増えやすくなってきます。
もうね、運動しない生活はリスクしかないってことです。
いつまでも心も体も柔らかく軽く生を生きていくには、栄養摂るだけじゃ足りないんですよ〜!
今が一番若いんです。初めましょ、運動。