コレステロールの重要な役割

 

コレステロールについて

 

コレステロールは高くなければ大丈夫!と思われがちですが

 

実はそんなことはないんです!って話です。

 

コレステロールは大事な仕事をしています。

 

 

低コレステロールは高コレステロールより要注意!
コレステロールは数値が高いと良くないけれど、低い分にはいいと思っていませんか?
実はコレステロールが高いより低すぎる方が、はるかに体への影響は大きいです。
それを知るためにコレステロールの重要な働きについてお伝えします。
人の体は38兆個とも言われる細胞で成り立っています。
その細胞の一つ一つの壁を作っているのがコレステロールです。
細胞の中に必要な栄養がスムーズに出入りできるのは、コレステロールの量や質に関わってきます。
体にあるコレステロールの25%は脳にあります。
神経細胞の鞘は柔らかいコレステロールに包まれ、しなやかであるとより神経同士のつながりが持てるようになっています。
神経細胞膜も質が良いほど、脳内ホルモンと呼ばれるセロトニンやドーパミンなどの伝達がよくなります。
コレステロールの質と量は、脳の機能に大きく関係しているのです。
コレステロールが低すぎると、思考力集中力も落ち、うつ的な症状も出てきます。

 

また、脂質の消化を助ける消化液の胆汁酸もコレステロールからできています。
脂溶性のビタミンD、A、E、Kを腸から吸収するためには胆汁酸が必要です。
活力を生み出すストレスホルモンのコルチゾールもコレステロールから作られます。
コルチゾールが少なければ、肉体的ストレスも精神的ストレスにも弱くなってしまいます。
そして、性ホルモンもコレステロールから作られています。
このようにコレステロールは体の中でいくつもの重要な働きをしています。
質が悪かったり、量が少ないと、体の機能がスムーズにいかない事がお分かりになるかと思います。
高コレステロールよりも、低コレステロールの方が死亡率と関係が深いことが分かってきています。
閉経前の女性でコレステロールが低い方、実は結構いるんです!
疲れやすかったり、どうも元気が出ない、生理痛がある、PMSがきつい、、、など。いかがですか?
レステロールの質を良くするには、青魚に含まれる脂のDHA,EPAやあまに油、えごま油などのオメガ3系と呼ばれる油を摂ります。
量を作るには、しっかり三大栄養素の、良質なタンパク質、炭水化物、脂質を食べることです。
また、女性は閉経を迎えると性ホルモンへの使用分が浮き、コレステロールが高くなってくることが一般的です。
閉経後に少しづつ数値が上がってくることは普通のことですので、過度な心配は不要です。
LDLとDHLコレステロールのバランスや中性脂肪の多い脂質異常症の方は、砂糖や炭水化物の量を抑え気味にし、食べる油を良質なもに変えていくと良いです。